3rd. トリグナ
ヨガの聖典「ヨーガスートラ」のお話を少し。
まずこれはお伝えしたい
「トリグナ」について。
ヨーガスートラでは３つを「トリ」、
性質のことを「グナ」と言います。
トリグナ＝３つの性質の紹介。
①サットヴァな性質
②ラジャスな性質
③タマスな性質
聞き慣れない言葉なので怪しい気がするかもですがw
全然怪しくないですからねw
ヨーガスートラでは目に見えるもの見えないもの、心も体もマインドも全てを物質と考えます。
その全ての物質の状態が
サットヴァなのか、ラジャスなのか、タマスなのか
という見方をします。
①のサットヴァは”純質・叡智”
欲や感情的な乱れから引き離し、落ち着きと平安な状態
②ラジャスは”激質・動き・活力”
一見良さそうですが、ここでは活動過多な状態
③タマス”暗質・重さ”
心身ともに重く、強い欲望を持ち、惑わされた状態
簡単にいうと
①平和な状態
②過激な状態
③重い状態
この３つ！
簡素化しすぎですが…
このトリグナは一つの状態に固定されるものではなく
サットヴァが70 ラジャスが30 など振り子のように揺れ動いて
変化していると思ってください。
ヨーガスートラには
「体や心や考え方や、行動や言葉や全てを
平和な状態に（サットヴァ）
に保ちましょうという指針が書かれてあります。」
この指針は現代を生きる私たちにも活きますね。
例えば
私の中のサットヴァは
朝早起きしてヨガしようとか
感謝することをいつも心に想おうとか
体にいい食事を取ろうとか…
心身ともにサットヴァな状態であることが
まずは瞑想をして行く上での最初のステップであり
いや…
平和な良い状態に自分を保つ事は
瞑想してもしなくても大事ですよね。
というわけで、
日々の行為や状態がどのグナ（性質）なのか
意識してみてください。
タマスでもいいんですよ。
タマスだな〜〜ってみることができるから
サットヴァに変えることができるんです。
繰り返し見ていくと
自分の行動や思考の癖が
よく見えてきます。
私はこの行動をしている時いつもタマスになる・・・とか
ヨガをするといつもサットヴァになる・・・とか
まずはみることから
そして書き留めていくとより自分を理解できます。
それではまた。
